オレンジワインとは

ゆうきさんイラスト皆さん、こんにちは。ゆうきです。

最近ワイン通の間で話題のオレンジワイン、聞いたことがありますか?今回は、知っていればちょっとワイン通と思ってもらえるオレンジワインについてご紹介いたします。

ワインの色による違い

ワインの色と言えば、赤ワインや白ワイン、あとはロゼワインくらいしか聞いたことがないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

実はワインの色による分類としては、正式にはその3種類しかありません。皆さんご存知の赤、白、ロゼです。

そこでまずはオレンジワインの前に、赤ワインや白ワイン、ロゼワインの作り方の違いについて、簡単にご紹介しておきましょう。

【赤ワイン】

赤ワインとは、カベルネ・ソーヴィニヨンやピノ・ノワールといった、赤ワイン用のぶどうである”黒ぶどう”を原料として醸造したもの。
醸造するときには皮や種がついた状態のぶどうをつぶして、皮や種と一緒に発酵させます。赤ワインのあの赤色は、実はぶどうの皮の色が溶け出してきたものなのです。

【白ワイン】

一方白ワインは、シャルドネやソーヴィニヨン・ブランといった白ワイン用のぶどうを原料として醸造したもの。醸造するときには、赤ワインと違って、果汁のみで発酵させます。

【ロゼワイン】

ロゼワインには色々な作り方がありますが、代表的なのは次の3つの方法です。

●セニエ法

赤ワイン用のぶどうを使って、赤ワインの醸造と同じように、ぶどうをつぶしてタンクに入れます。赤ワインと違うのは、ある程度色がついた段階で果皮を取り除き、果汁だけで発酵を継続させます。

●直接圧搾法

赤ワイン用のぶどうを使って、白ワインの醸造と同じようにぶどうを絞り、果汁だけで発酵を行います。搾汁工程中に果皮から色が出てきて果汁に色がつきます。

●混醸法

発酵前の黒ぶどうと白ぶどうを混ぜて醸造する方法です。あまり一般的ではありませんが、ドイツの「ロートリング」が有名です。

ちなみにヨーロッパでは、赤ワインと白ワインを混ぜてロゼワインを造ることは禁じられていますが、シャンパーニュは赤ワインと白ワインを混ぜてロゼワインにする場合もあります。

オレンジワインとは

ではオレンジワインとはどのようなワインなのかというと・・・

白ワイン用のぶどうを使って赤ワインの造り方をしたワインです!!

通常白ワインは、醸造するときにはぶどうを絞って果汁だけで発酵させますが、オレンジワインの場合は、白ぶどうの皮や種も一緒に発酵させるのです。

オレンジワインの製造方法は大きく分けて2つあります。

ひとつめは、昔から行われてきた方法で、開放槽でワインを造る際にブドウの皮を一緒に漬け込み、酸化を促しながら醸す方法。

ふたつめが、発酵の途中で空気に触れないよう密閉して醸造し、スキン・コンタクト → マセラシオン(ブドウの皮を果汁に漬け込み果皮の成分を抽出する方法)をして、複雑なスタイルを保つ方法です。

ソムリエのヴァンナチュ
ヴァンナチュ
 スキン・コンタクトは通常の白ワインに対して行う醸造方法で、発酵前に白ぶどうの果皮を果汁に低温で4~24時間漬け込みことを言います。
フランス・ボルドー大学の教授だったドゥニ・デュブルデュー氏が行い香り成分の高い白を造りブームになりましたが、寿命の短い風味かつワインの色合いもも褐色になりやすく、スキン・コンタクトをした白は早飲みワインとなります。

ゆうきさんイラスト
ゆうきさん
 ヴァンナチュさん、ありがとうございます!

これら2つの製造法により造られるオレンジワインは、さまざまなタイプのワインが出来上がるため、一概にオレンジワインがどんな味なのかを表現するのは非常に難しいです・・・

オレンジワインのルーツ

オレンジワインは最近話題になっていますが、実は昔から造られていました。オレンジワインはもともとジョージアで造られていたのです。

素焼きの甕であるアンフォラを地中に埋め込み、そこでブドウを房ごと醸したのがルーツと言われています。
今でもジョージアではこのような製法でワインが造られていて、このジョージアワイン造りは和食と同じ2013年に、ユネスコ無形文化遺産に登録されたのが有名です。

オレンジワインの広がり

オレンジワインは、元々はジョージアで造られる伝統的なワインでしたが、イタリアの生産者がオレンジワインに注目し、自分たちでも造り始めました。

そう!以前紹介した、ラディコンやグラブナーです!!

彼らが素晴らしいワインを造ったおかげで、オレンジワインに注目が集まるようになりました。そのため今では、フランスやオーストリア、ドイツなどのヨーロッパをはじめ、世界中のワイン産地でオレンジワインが造られるようになったのです。

ラディコンとグラヴナーは↓の記事でご紹介しています。

皆さん、こんにちは。ゆうきです。 自然派のワインと言えば、フランスやアメリカが盛んなイメージがありますが、イタリアでも自然派の...

おまけ カラフルなワインたち

オレンジワインのように、赤、白、ロゼ以外にも様々な色を冠したワインがあります。

ヴァン・ジョーヌ=黄色ワイン

まず有名なのはヴァン・ジョーヌと呼ばれているワイン。フランスのジュラ地方で造られているワインで、ジョーヌとはフランス語で黄色を意味しており、その名の通り黄色い色をしたワインです。

ヴァン・ジョーヌは、熟成までは通常の白ワインと同じ方法で作られ、熟成させるときに意図的に空気と接触させます。

こうすることにより、産膜酵母が酸素を食べて活動し、ワインの表面にはフルール(皮膜)が形成されます。このフルールがワインを徐々に黄色にし、独特の味をワインに与えるのです。

ヴァン・ジョーヌの個性は木樽熟成時のフルール由来のものとなりますので、この樽熟成は6年間も熟成させることが義務付けられています。フルールを壊してしまうスティラージュ(滓引き)は、もちろん行うことはできません。

ヴァン・ジョーヌはそのボトルの形状も独特です。ワインは通常750mlのボトルですが、ヴァン・ジョーヌは「クラヴラン」と呼ばれる620mlのやや小さめのボトルにつめられます。

カオール=黒ワイン

他にも「色」を冠したワインとして、知る人ぞ知るワインが黒ワイン!

フランスのカオール地方で造られている赤ワインで、その名の通り真っ黒な色をしています。
このワインはマルベックという種類のぶどうを使って作られるワインで、濃厚でタンニンが強いのが特徴。通常の赤ワインと同じなのですが、赤というよりは黒に近い色をしているため、黒ワインと呼ばれることがあるのです。

ヴィーニョ・ヴェルデ=緑のワイン

あとは、グリーンワインと呼ばれるワインがあります。

グリーンワインはポルトガルで造られているワインで、ポルトガル語ではヴィーニョ・ヴェルデ(Vinho Verde=緑のワイン)。グリーンワインよりポルトガル語のヴィーニュオ・ヴェルデのほうがご存知の方が多いでしょうか^^;

ヴィーニョ・ヴェルデは、ポルトガルの北部、大西洋に面するヴィーニョ・ヴェルデ地方で造られています。ヴィーニョ・ヴェルデはぶどうが完熟する前に収穫するため、アルコール度数が低めで、酸が強く、若々しくフレッシュでフルーティなのが特徴です。また、微発泡のように感じるものも多いように思います。

◆まとめ

ゆうきさんイラスト今回はオレンジワインいついてご紹介いたしました。

オレンジワインは一般的な白ワインと比べると、良くも悪くも特徴的なものが多くみられます。

そのため決して万人受けするワインではないと思っています、白ワインには無い独特の魅力があるのは確か。

個人的には、自然派ワインが好きな方には、オレンジワインは受け入れられやすいのではないかと思っています。まだ飲んだことが無いという方は、ぜひ飲んでみてはいかがでしょう!

今回、大きな影響を受けたサイト

2017年のソムリエ試験にも登場し今ワイン愛好家の間で話題のオレンジワイン!みかんを使ったワインではありません^^造り方と起源や流行の解説。贈り物にする際の注意点を現役ソムリエがお伝えします

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