≪Puligny-Montrachet 2009 “Domaine Leflaive”≫
(ピュリニー・モンラッシェ ドメーヌ・ルフレーヴ)
皆さん、こんにちは。ゆうきです。
今回、私の初のテイスティング記事と言うことで、ブルゴーニュを代表する白ワインの造り手である、ドメーヌ・ルフレーヴのワインについて書かせていただければと思います。
Contents
Domaine Leflaive(ドメーヌ・ルフレーヴ)
フランス・ブルゴーニュの地方の生産者で、ピュリニー・モンラッシェでは随一の造り手と言われています。
そのワインは世界中で高く評価され、イギリスの『デカンタ』というワイン雑誌の、【正解の白ワイン・トップ生産者10傑】という特集で、見事一位に選ばれたほどです。
今回は、そんなドメーヌ・ルフレーヴのワインを代表する、ピュリニー・モンラッシェについてのテイスティングレポートです。
ピュリニー・モンラッシェ2009 【ドメーヌ・ルフレーヴ】のテイスティングレポート
農法:ビオディナミ
色 | 熟成しているせいか、色は濃い目の黄色です |
香 | 柑橘類や白い花のような香りがあって、さわやかな感じが印象的です |
味 | 飲んでみると、しっかりとミネラル感が感じられ、ピュアな果実味としっかりとした酸が一体となってこの上なくピュアでエレガントな感じでした |
最後に樽香がしっかりと感じられますが、これは好みが分かれるかなと思いました。
もちろん、きつすぎるということは無いのですが、個人的には、これほどまでにきれいな作りなのだから、もう少し樽香は抑えてブドウそのものの風味が感じられる方が好きでした。
自然派にありがちな野暮ったさなどはみじんもなく、洗練されたエレガントな作りでした。
もう、本当に素晴らしいワインで、こんなワインが飲めるなんて幸せだなと思ってしまいまいた。
村名でこのクラスならこの上はどんなワインなのか・・・。想像しただけでクラクラきてしまいそうです。
【ゆうきの自然派レポート】
自然派っぽさ:★☆☆☆☆☆
キレイさ:★★★★★
ワインとしての格:★★★★★
「自然派っぽさは無いですが、エレガントなワインが好きな方は、飲んでみて下さい!」
ドメーヌ・ルフレーヴについて
ルフレーヴは200年以上前からワイン造りを行っている由緒あるドメーヌです。
ルフレーヴのワインは昔から高い評価を得ていましたが、アンヌ・クロード・ルフレーヴさんがドメーヌを引き継いでから、名声を不動のものにしました。
1990年には、当時はまだまだ主流でなかったビオディナミ農法を取り入れ、1997年には全ての畑でビオディナミによる栽培を行っています。
ルフレーヴで特筆すべきことは、ビオディナミによるブドウ栽培である。
80年代末、ブドウ畑の状態に疑問を抱いたアンヌ・クロードは、地質学の専門家であるクロード・ブルギニヨンの講義を聞いたのがきっかけで、ビオディナミに 傾倒。故フランソワ・ブーシェの指導のもと、天体の運行に従って農作業を行い、自然界の物質から作られた特種な調合物で土壌の活性化を図る、ビオディナミ 農法を実践する。正規輸入元ラック・コーポレーションのルフレーヴの説明より
このような努力の甲斐もあって、上記にも記載したように、世界の白ワイン生産者の中で一位に輝きました。
アンヌ・クロード・ルフレーヴさんは残念ながら、2015年にこの世から亡くなられてしまいましたが、ドメーヌは今でも変わらず高い評価を得ています。
ドメーヌ・ルフレーヴは昔から、「ビアンヴィニュ・バタール・モンラッシェ」、「バタール・モンラッシェ」、「シュヴァリエ・モンラッシェ」の特級畑を所有しており、そのワインの質の高さから、「ルフレーヴにモンラッシェは必要なし」とまで言われていましたが、91年に念願の「モンラッシェ」を手に入れました。
かなりの貴重品なため、手に入れるのも困難ですが、その値段といったら・・・
もしご興味があれば調べてみて下さい。
ルフレーヴのワインの特徴は、テロワールを生かした自然な作りが特徴です。
また、エレガントで果実味があり、繊細さと複雑さも兼ね備えています。
一時期流行っていた、樽香のキツイ濃厚なスタイルのワインとは真逆のスタイルなので、そういったワインが好きな方には物足りないかもしれませんが、もしまだルフレーヴのワインを飲んだことが無ければ、ぜひ飲んでみて欲しいです。
ルフレーヴのワインは、一級や特級クラスではかなりのお値段になってしまいますが、数千円で買えるリーズナブルなものもありますので、まずはそちらから試すのも良いかもしれません。
今回はルフレーヴについて書かせていただきました。皆様のワインライフがより楽しめるように少しでもお手伝いできたらと思いますので、今後ともよろしくお願いします。
今日のワイン
正規輸入代理店はラック・コーポレーション