≪VOLNAY 1er CRU CLOS DES ANGLES 2011 “NICOLAS ROSSIGNOL”≫
(ヴォルネイ プルミエ・クリュ クロ・デ・ザングレ2011 二コラ・ロシニョール)
皆さん、こんにちは。ゆうきです。
前回は白ワインについての記事でしたので、今回は赤ワインについて書かせていただこうと思います。
Contents
NICOLAS ROSSIGNOL(二コラ・ロシニョール)
二コラ・ロシニョールは、フランス・ブルゴーニュの地方の生産者で、2000年から本人名義のワインをリリースし始めた、比較的若い生産者です。
しかし、その実力は、ブルゴーニュワインの雑誌『ブルゴーニュ・オージュルドゥイ』で「ブルゴーニュ未来の10傑」に選ばれるほどで、これからのヴォルネイを背負って立つとまで言われています。
若手の中でも、これからが楽しみな期待の若手と言えそうです^^
今回は、そんな若手の注目株である、二コラ・ロシニョールのヴォルネイ プルミエ・クリュ クロ・デ・ザングレ2011についてのテイスティングレポートです。
ヴォルネイ プルミエ・クリュ クロ・デ・ザングレ2011 【二コラ・ロシニョール】 テイスティングレポート
農法:リュット・リゾネ
醸造:無濾過
色 | ピノ・ノワールの熟したイチゴの香りです |
味 | ヴォルネイらしい、ミネラル感のあるエレガントな味わいですが、ジューシーでリッチさも兼ね備えています |
また、ほのかですが、鉄分やアミノ酸も感じられるワインでした。

ヴォルネイのワインだったため比較的エレガントでしたが、果実味があって飲みごたえのあるリッチな要素もあるので、ブルゴーニュは繊細過ぎてあんまり・・・という方や、ブルゴーニュはあまり飲んだことが無い方でも楽しめるような、わかりやすい造りなのではないかと思います。
【ゆうきの自然派レポート】
自然派っぽさ:★★★★☆
キレイさ:★★★☆☆
ワインとしての格:★★☆☆☆
リュット・レゾネですが、自然派らしさが伝わるワインです。果実味も豊かで初心者にもおすすめです。
二コラ・ロシニョールについて
二コラ・ロシニョールは、ブルゴーニュの有名生産者である、ルイ・ラトゥールやジョセフ・ヴォワイヨで修業を積んだ実力派です。
また、ブルゴーニュだけではなく、ローヌのヴュー・テレグラフや、ボルドーのシャトー・ラフィット・ロートシルト等、フランス各地で修業を積んでおり、各地の様々なワインづくりを学ぶことで、高い実力を身につけています。
さらに、フランスだけではなく、南アフリカのステレンボッシュのドメーヌである、ドメーヌ・ボッシェンダルや、シャトー・ラフィット所有のシャトー・ラ・カルボンヌで醸造や瓶詰の技術を学んでいます。
二コラ・ロシニョールは最初にもお書きしましたように、ブルゴーニュの未来の10傑に選ばれていますが、それだけではありません!
イギリスのワイン雑誌である『デカンタ』では、2009年に、最高評価である5つ星を獲得しています。ブルゴーニュのドメーヌの中でも、5つ星の生産者はごく僅かです。
このように、二コラ・ロシニョールは、世界に名だたる一流生産者と肩を並べるほどの実力の持ち主なのです。
二コラ・ロシニョールのワインに使われるブドウは、果実味やテロワールを生かすために、除草剤等を使用しないリュット・レゾネで栽培され、全て手作業により厳選されたブドウのみ収穫されます。
輸入元のサイトでは次のように書かれています。
ブドウはリュット・レゾネ(減農薬栽培)で栽培されています。 すべて手摘みで収穫されたその場でひとつの選果台に対し6人で徹底的なまでに選別 された後、小さなケースに入れて運ばれます。この選果の段階が極めて重要なのです。 収穫された葡萄はテロワールの個性を尊重し、除梗と全房の2種類に選別されベルト コンベアーで発酵槽に運ばれます。 2週間もの間、10~15℃の低温で浸漬された後、天然酵母によって自然な発酵を行い ます。 ヴィンテージに応じて頻度と期間を変えてピジャージュを行います。 発酵の期間は毎日の試飲によって決定されます。
正規輸入元オルヴォーのニコラ・ロシニョールの説明より
また、二コラ・ロシニョールのワインは、マセラシオンの時間が長いのも特徴で、そのため色調もやや濃い目で、果実味あふれるリッチなワインができると言われています。
今回は、若手の注目株である、二コラ・ロシニョールのワインについて書かせていただきました。
果実味のある分かりやすいワインなので、比較的どなたでも楽しめると思います。
気になった方は、ぜひ飲んでみて下さいね。
今日のワイン
正規輸入元はオルヴォー