≪Domaine Jean Rijckaert Cote du Jura Le Sarres≫
(ドメーヌ・ジャン・リケール コート・デュ・ジュラ レ・サル)
みなさん、こんにちは。
ヴァンナチュです。
今回は、ブラインドで飲んだテイスティングレポートです^^
Contents
Jean Rijckaert(ジャン・リケール)
ブラインドで飲んだので、もちろんこの情報は事前には分からないのですが、いつも通り造り手の簡単な情報から書いておきますね。
ジャン・リケールはブルゴーニュの白ワインの巨匠です。
ブルゴーニュ白ワインの巨匠といえば、今までに紹介したルフレーヴやコント・ラフォンなどと共にヴェルジェがあげられます。
実はジャン・リケールは1996年までヴェルジュの共同経営者としてワインを造っていました。
1997年に独立して自分のワインを造るようになりました。
コート・デュ・ジュラ レ・サル(ドメーヌ・ジャン・リケール)のテイスティングレポート
圧搾:長時間かける
発酵:天然酵母
色合いは、やや黄色のニュアンスの入ったレモンイエロー。少し緑のニュアンスもあります。
香りは、ミネラル感と中庸なニュアンス。酸を感じる香りですが、香ばしさも感じます
味わいは、爽やかな酸味と適度なボリューム。香り同様にミネラル感も感じ、きれいにまとまった本格派な味わいです。
ヴァンナチュのブラインドテイスティングでの回答

と予想しました。
答えは
フランス、ジュラ地方、シャルドネ、2014年
うーん、どうでしょう。
結構、イイ線いっているかな??
ヴァンナチュの自然派レポート
自然派っぽさ:★☆☆☆☆☆
キレイさ:★★★★☆
コストパフォーマンス:★★★★★
「ブルゴーニュの秀逸な白のレベルですが、値段はブルゴーニュ・ブラン程度です!
そもそも、自然派に分類して良いかどうかわかりませんが(^^ゞ、お試しください!」
ジャン・リケールについて
すでに書いたように、ヴェルジェの共同経営者として秀逸なワインを造っていましたが、1997年に自分でワイン造りを始めます。
最初に決めた方針は
商業的なワインではなく、自分たちが「食事の時に飲みたいワイン」を造る事
だそうで、これを達成すべく次のようなことを行っています。
- 収量を抑える
- 除草剤を使わない
- 収穫はすべて手摘み
- カゴにぶどうを重ねずに入れる(潰れるのを防ぐため)
- 圧搾も少しの空気圧のみで行う(フリーランではない)
- ステンレスタンクで、すぐにデブルバージュを行う
- 発酵の為の酵母添加なし
- 樽の要素は控えめ
- 木樽を100%使用
- 新樽を使用するのはほとんどのワインで10%前後まで
- ただし、特級クラスには最初に新樽100%で熟成させたのち古樽に移す
- 澱は瓶詰めされるまでシュルリーで熟成
- その間頻繁に(定期的に)バトナージュ(攪拌)を行い澱を活性化させる
- ↑ワインの生きた要素=澱の活動を最大限に利用している
当然のごとく高い評価を受け、現在はだんだん入手が難しくなっている造り手と言えるのではないでしょうか。
ドメーヌ業とネゴシアン業の両方をしており、ドメーヌものは緑ラベル、ネゴシアンものは茶色ラベルとなっています。
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