≪Wehlener Sonnenuhr Riesling Spatlese 2009 “Weingut Dr.Loosen”≫
(ヴェーレナー・ゾンネンウーア リースリング・シュペートレーゼ ドクター・ローゼン)
皆さん、こんにちは。ゆうきです。
今回は、私の大好きなワインである、ドイツワインのレポートです。
ドイツワインは、甘いだけで美味しくないと思っている方もいらっしゃるかもしれませんが、決してそんなことはありません。これを読んで、少しでもドイツワインに興味を持ってくれたら嬉しいです。

Contents
Weingut Dr.Loosen(ドクター・ローゼン)
ドイツ・モーゼル地方の生産者で、約200年の歴史を誇る名門の醸造所です。
ローゼン氏は、「飲む喜びが感じられるワイン」を目指し、素晴らしいワインを作り続けています。
ローゼン氏のワインは世界中で評価され、イギリスの『デカンタ』というワイン雑誌で、その年のワイン産業の発展に最も貢献した者に与えられる栄誉、「マン・オブ・ザ・イヤー」に、ドイツ人醸造家としては初めて選出されました。
また、同紙の、【正解の白ワイン・トップ生産者10傑】という特集で、4位に選ばれたり、ドイツの『ゴー・ミヨ』という雑誌で、「ワイナリー・オブ・ザ・イヤー」に、『インターナショナルワインチャレンジ』では「ホワイトワイン・メーカー・オブ・ザ・イヤー」を受賞するなど、数々の賞を受賞しています。
今回は、そんなドクター・ローゼンのワインを代表する、ヴェーレナー・ゾンネンウーア リースリング・シュペートレーゼについてのテイスティングレポートです。
ヴェーレナー・ゾンネンウーア リースリング・シュペートレーゼ 2009 【ドクター・ローゼン】 テイスティングレポート
農法:有機農法
香 | グラスを近づけた瞬間に、青リンゴや柑橘系の爽やかな香りがひろがります |
味 | クリアで上品な甘みと、酸味とのバランスがとても良く、凝縮感というよりは、爽やかで清々しい感じです |
正直、自然派っぽさは全く感じませんが、ドイツワイン独特のフルーティーな感じと、キリっとした酸がこの上なく素晴らしかったです。
シュペートレーゼという、遅摘みのブドウを使っているため、やや甘めの味ですが、ワインが苦手な方や、初心者の方も美味しく飲めると思います。
【ゆうきの自然派レポート】
自然派っぽさ:★★☆☆☆
キレイさ:★★★★★
フルーティーさ:★★★★★
素晴らしいワインなので、甘いワインが苦手という方にも、ぜひ飲んでもらいたいです。
※同じワインがネットになかったので、ドクター・ローゼンの別のワインをご紹介しています
ドクター・ローゼンについて
200年続くドイツの名門醸造所で、現当主のエルンスト・ローゼン氏は1988年に、醸造所を引き継ぎます。
エルンスト・ローゼン氏は、素晴らしいワインを造るための絶対条件として、
・接木をしていない平均樹齢50年以上の古樹を使用すること
・最上級の畑を所有すること
・化学肥料の使用を一切止めること
・適正な収穫量をまもること(従来の約半分)
をかかげ、次々と改革を起こしていきました。
有機肥料を使った最新農法を取り入れたこともその一つです。
また、リースリングにこだわりを持った生産者でもあります。
リースリングは、ドイツ原産のブドウで、その高貴な香りから、シャルドネと並んで世界中から高く評価されているブドウです。
そんな、エルンスト・ローゼン氏は、最高のワインを作るために最も重要なことは、人の手を加えず、昔ながらの自然な状態で果実を熟際させることと考えています。
こうした素晴らしい活動により作られたワインは、世界中から評価され、数々の賞を受賞しています。
また、ワイン評論家である、ヒュージョンソン氏やロバートパーカー氏からは4つ星の評価。
ワイン雑誌の『ゴー・ミヨ』からは、わずか11軒しか選ばれていない、5つ星の評価を得ています。
今回は、ドイツワインの生産者である、ドクター・ローゼンについて書かせていただきました。
最近は、辛口のドイツワインも人気ですが、こういった伝統的な甘口のワインも素晴らしいので、甘口だからと嫌厭せずに、ぜひ飲んでみて下さい。
今日のワイン
※同じワインがネットになかったので、ドクター・ローゼンの別のワインをご紹介しています
アルコール:8.3% 残糖:66.8g/l 酸:8.1g/l
「フルーティさにシュペートレーぜならではの熟味が加わって上品な甘味が倍増」
正規輸入元のヘレンベルガーホーフの情報より